GoogleからMIT在校生へのお知らせ?

http://cache0.techcrunch.com/wp-content/uploads/2009/09/Googel-job-code.jpg


MITの体育館に、Googleからの人材募集と推測されるポスターが掲示されていたと話題になりました。
この暗号が解ければGoogleに就職できる? 今のところMITの学生もお手上げ〔アップデート〕 | TechCrunch Japan


この暗号の解説はいくつかあるようです。
id:md2takさんの和訳がわかりやすいです。
Here's the solution if you are interested: "Congratulations Keep Seaching or ca... | Hacker News
Google Is Searching For Beautiful Minds, But So Far No M.I.T. Students Have Broken Its Code. – TechCrunch
http://d.hatena.ne.jp/md2tak/20090922/p1


上記で提案されている仕組みによる、復号化・暗号化のブックマークレットを書いてみました。

復号化


上記をアドレスバーにコピーしてエンターを押します。
暗号文に「8MLDQ6TUI6TFMLRHAANRA6Q8EFLDMQ86II2O32S5J13JXOJ」を、
キーワードに「JOBS」を入力すると、
メッセージ「CONGRATULATIONSKEEPSEARCHINGORCALL6176390570X10」が表示されます。

暗号化


メッセージに「CONGRATULATIONSKEEPSEARCHINGORCALL6176390570X10」を、
キーワードに「JOBS」を入力すると、
暗号文「8MLDQ6TUI6TFMLRHAANRA6Q8EFLDMQ86II2O32S5J13JXOJ」が表示されます。
この暗号化によって文章が変化するのは、キーワードとメッセージに英数字が含まれるときです。
たとえば、メッセージ「GODISLOVE」をキーワード「CHRIST」で暗号化すると「AL7DPGLV8」となります。



換字式暗号の鍵となる「jobs」という単語がポスターの、Googleロゴに含まれているのもヒントだったのかな。
これを解いたScott Kyleさん、すごいなあ。*1


もしかして、この暗号は他のアルゴリズムによる解き方がさらにあって、
そちらで解くと、別の電話番号か、メールアドレス、あるいはURLが得られるのかな?
実は、一つの暗号文から複数の復号化方法でそれぞれ意味のある別の平文が得られるような仕掛けがほどこされていたりして。
「おめでとう!さらに探し続けるか、この番号に電話してね」
なんていう内容の平文だから。

*1:単一換字式暗号は、暗号の世界では基礎的な部類に分類されるとか。でも、すごいなあ。