しっぽのきもち

きのう、ネコが吐いた。
記録をつけ始めて間もないのでまだ周期のゆらぎの程度を見立てるところまできていない。外出の頻度や気温の変化、えさの種類や与えた時間の変動なども影響するのかもしれない。けれどもそれらは記録せず、とりあえず今後も吐いた日付を記録しようとおもう。簡単に。もしも忘れることがなければ時間帯と外出の有無も。
家族が気づいて騒ぎになりその片付けをしている最中、トットットッ、トコトコトコと音がしていた。
見回すとネコの姿が見当たらない。階段を見上げると前脚をそろえてすわり物影からきれいに体を半分だけみせてこちらを向いている。かわいいすがたがおかしくて家族にもみせておかしくてひとしきり笑っていたら、トトトッとおりてきて顔をよせてきた。
うしろめたい気持ちがあったのかな。
ひさしぶりに寺田寅彦を読みたくなった。

柿の種 (岩波文庫)

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寺田寅彦随筆集 (第1巻) (岩波文庫)

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作家別作品リスト:寺田 寅彦 - 青空文庫