白い石

遷宮にまつわる行事の中には、伊勢神宮の神域・御正殿域内に白い石を敷き詰める伝統もあるとか。歴史ある神事がさまざまに多数あるのですね。リンクをたどりつつ偶然見かけた記事で知りました。インターネットによって偶然知ることのできる話題やその機会が明らかに増えた気がします。

お木曳きが終わり、そろそろ次の行事の話が伊勢の町内で聞かれるようになってきました。そう「お白石持ち」です。遷宮のいよいよクライマックスに差しかかろうとするその年に新しくできた神殿の神域内に白い石を運び入れてひとりひとりが置くというこの行事はまずその石を拾ってくることから始まります。

伊勢神宮の話:No.63 お白石は集まるのか?

公開される前の、しかも【普段は絶対に入れない御正殿域】に我が手で白石を置く、という超ありがたい体験は捨て難いワケで…。しかし、石は集まるんかな。

伊勢神宮の話:No.78 お白石持ち

お白石持行事
* おしらいしもちぎょうじ
* <内宮>1993年7月31日 - 8月11日・8月17日 - 19日/2013年7・8月<外宮>1993年8月2日 - 30日/2013年7・8月
* 遷宮行事後半最大の大衆参加行事。前回は約21万人が参加した。
* 宮川河原から採集した「お白石」を御木曳同様に陸曳・川曳で運び、正殿用地に敷き詰める行事。
* 遷御後は、絶対に立ち入ることのできない、正殿そばまで入ることができる唯一の機会。
* 基本的には、一日神領民も含め、御木曳行事参加者が参加する。
* 伊勢の「白石持ち」行事として、国の選択無形民俗文化財(風俗習慣・祭礼(信仰))に選択されている。

神宮式年遷宮 - Wikipedia


神への祈り、礼拝が捧げられる場所に白い石が置かれると聞いて、ヨハネの書き記した言葉を思い出しました。

耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。わたしは勝利を得る者に隠れたマナを与える。また、彼に白い石を与える。その石には、それを受ける者のほかはだれも知らない、新しい名が書かれている。
新約聖書黙示録2章17節)